家庭教師のわっふる、教材費はいくら？料金体系と注意点を徹底解説

 

 

 

 

 

 

わっふるの料金体系：分かっている費用と「不明」な費用

わっふるを利用する際にかかる費用について、現在公開されている情報と、情報が不足している項目を整理してみましょう。

 

公開されている費用：授業料と交通費

 

以下の費用については、公式サイトで明確に記載されています。

 

授業料 (指導料金)

学年や指導形態に応じた30分単位の料金設定です。

 

• 未就学児・小学校低学年: 30分 800円

 

• 小学校高学年・中学生: 30分 900円 (時給換算 1,800円)

 

• 高校生: 30分 1,000円 (時給換算 2,000円)

 

• 2人同時指導（中学生まで）: 30分 1,000円

 

• 2人同時指導（高校生と中学生）: 30分 1,125円

※FAQでは「指導料は学年に関わらず時給1,800円になります。※中学生の場合」という記述もあり、基本的な時間単価は1,800円程度と考えられます。学年が上がっても授業料は上がらないとも明記されています。

 

交通費

家庭教師がご自宅へ訪問する際の交通費は、授業料とは別に実費が必要です。

 

• 車の場合: 1kmあたり15円

 

• 公共交通機関利用の場合: 実費

これは家庭教師業界では一般的な扱いです。

 

情報が不足している費用：教材費、入会金、管理費

 

一方で、以下の重要な費用項目については、公式サイト上に一切記載がありません。

 

教材費

本記事のテーマである教材費については、前述の通り情報がありません。
オリジナル教材があるのか、あるならいくらなのか、購入は必須なのか、全て不明です。

 

入会金

多くの家庭教師サービスで初期費用として設定されている「入会金」（相場は2万円前後）について、わっふるでは有無や金額が全く分かりません。
競合他社が「入会金無料」をアピールしたり、金額を明示したりしているのとは対照的です。

 

管理・サポート費

家庭教師のスケジュール管理、学習相談、進捗報告などのサポート体制を維持するために、月額で請求されることが多い「管理・サポート費」（これも会社により数千円〜1万円以上と様々）についても、情報がありません。

なぜこれが問題なのか？
授業料が比較的安価に見えても、入会金や月々の管理費、そして教材費が高額であれば、トータルで支払う総費用は予想以上に膨らむ可能性があります。
費用全体の情報が開示されていないため、利用者はサービスにかかる正確なコストを事前に把握することが困難になっています。

 

わっふるの教材：どんな選択肢がある？費用は？

 

公式情報がない中で、第三者の情報（比較サイトや口コミなど）から、わっふるの教材に関する可能性を探ってみましょう。

 

選択肢１：手持ちの教材（教科書・ワークなど）を使う

 

複数の情報源から、わっふるでは生徒さんが既に持っている学校の教科書やワーク、塾のテキストなどをそのまま指導に利用できる可能性が高いと考えられます。

これは、「家庭教師比較くらべーる」などの比較サイトで示唆されているほか、後述する関連が疑われる「家庭教師のランナー」の口コミでも、手持ちの教材を使ってもらえたという記述が見られます。

この方法であれば、新たに追加で教材費が発生しない可能性があり、費用を抑えたい家庭にとっては大きなメリットです。

 

選択肢２：わっふるのオリジナル教材（オプションの可能性）

 

一方で、希望者にはオプションとして「わっふる（あるいは関連会社）のオリジナル教材」が提供される可能性も示唆されています。

「家庭教師のランナー」の口コミでは、実際に5教科分のテキストが提示され、その中から3教科分を購入したという体験談があります。
その教材は「要点がまとまっていて分かりやすい」「学校の授業内容を簡潔に解説している」と、肯定的に評価されています。

もし、わっふるにオリジナル教材がある場合、その内容は「勉強が大っ嫌いな子」向けに、基礎固めや要点理解に特化したものである可能性が考えられます。

【重要】オリジナル教材の費用は？
これが最大の不明点です。
仮にオリジナル教材が存在するとしても、その費用がいくらなのか、今回の調査では全く分かりませんでした。
1冊あたりなのか、月額なのか、年額一括なのか、支払い方法も含めて情報がありません。

 

教材購入は必須？

 

「オリジナル教材があるなら、買わないといけないの？」と不安になるかもしれません。

これも推測になりますが、教材の購入は必須ではなく、任意である可能性が高いと考えられます。

根拠としては、

• 手持ち教材の利用が可能であること。


• 「ランナー」の口コミで「テキストは購入してもどちらでも大丈夫というお話しでした」と述べられていること。

が挙げられます。

ただし、これはあくまで現時点での推測であり、無料体験や問い合わせの際に「教材購入は本当に任意か」「購入しない場合のデメリットはないか」を必ず確認する必要があります。

 

【重要】注意点：「家庭教師のランナー」との関連性と隠れたコスト

 

わっふるの費用を考える上で、非常に重要な注意点があります。
それは、「家庭教師のランナー」という別の家庭教師サービスとの関連性です。

 

なぜ「ランナー」が関係するのか？

 

調査レポートによると、わっふる（運営：株式会社HAKU）と、特に「家庭教師のランナー【九州】」は、同一または非常に密接な関連会社である可能性が指摘されています。
（例：比較サイトの口コミが実質的にランナーのものである、など）

 

ランナーの料金体系（入会金・管理費）

 

そして、「家庭教師のランナー【九州】」については、以下のような料金体系が第三者情報として確認されています。

 

• 入会金: 22,000円

 

• 保証金: 13,000円 (※返金条件等は不明)

 

• 管理・サポート費: 月額 8,000円 〜 15,000円

※ランナーの口コミでは、テキスト（教材）を購入した事例も報告されていますが、その費用構造は不明瞭です。

 

わっふるにも同様の費用が存在する可能性

 

もし、わっふるとランナーが実質的に同じサービス、あるいは同様の料金体系を採用している場合、わっふるにも上記のような入会金や高額な月額管理費が存在する可能性が濃厚となります。

そうなると、わっふるの公式サイトがこれらの費用について一切触れず、比較的安価な授業料のみを提示しているのは、意図的に総費用を分かりにくくしている（＝隠れたコストが存在する）のではないか、という疑念が生じます。

「授業料だけ見ると安いと思ったのに、後から高額な入会金や管理費を請求された」という事態を避けるためにも、この点は特に注意が必要です。

 

他の家庭教師サービスとの教材費比較

 

家庭教師業界全体を見ると、教材費の扱いは様々です。

 

業界の様々な教材費モデル

 

• 教材費無料・持ち込み教材のみ: あおぞら、マナベストなど。初期費用や月額費用も抑えられている場合が多い。

 

• 任意購入・要問い合わせ: わっふる（推定）、ゴーイングなど。費用や内容は問い合わせが必要。

 

• 管理費等への統合: 教材費という名目はないが、月々の管理費・サポート費に含まれている、あるいは教材を使うと管理費が免除されるモデル。（例：あすなろ、ガンバの一部プラン）

 

• 高額なオリジナル教材: あすなろ、ガンバなど。独自の教材セットを月額や年額で販売。総費用が高くなる傾向があるが、教材内容に価値を見出す家庭も。契約期間や支払い方法（ローンなど）に注意が必要。

 

わっふるの位置づけ（推定）と情報開示の問題点

 

わっふるは、「持ち込み教材OK、オリジナル教材は任意購入（推定）」という点では、柔軟な選択肢を提供している可能性があります。

しかし、肝心のオリジナル教材の費用や、入会金・管理費に関する情報が全く開示されていないため、他社との正確な比較が非常に困難です。

もし「ランナー」と同様の費用体系であれば、決して「格安」とは言えないサービスになりますが、その事実が隠されている可能性がある点が最大の問題と言えるでしょう。

（比較表は、情報が不確定なためここでは省略しますが、他社の料金を調べる際は、必ず「総額」で比較することを意識してください。）

 

失敗しない！わっふる検討時に確認すべきことリスト

 

わっふるの利用を検討する際には、情報の不足を補うために、積極的に情報を収集し、確認する姿勢が不可欠です。

特に、無料体験レッスンは絶好の機会です。
「無理な勧誘はしない」と明記されているので、以下の点を遠慮なく質問しましょう。

 

• 教材について
  
  
  
  • 「オリジナル教材の購入は必須ですか？」

   

  • 「（任意の場合）もし購入するとしたら、教材費は具体的にいくらですか？（全教科、1教科あたり、月額、年額など、総額で）」

   

  • 「手持ちの教材だけで指導をお願いする場合、何か不都合はありますか？」

   

  • 「教材購入を勧められることはありますか？」

   

 

• その他の費用について
  
  
  
  • 「入会金はありますか？いくらですか？」

   

  • 「月々の管理費やサポート費はかかりますか？いくらですか？」

   

  • 「授業料、交通費以外に、毎月または初期にかかる費用は全て教えてください。」

   

 

• 見積もりと契約について
  
  
  
  • 「授業料、交通費、入会金、管理費、教材費（購入する場合）など、全ての費用を含んだ見積もりを書面でいただけますか？」

   

  • 「支払い方法（一括、分割、ローンなど）について教えてください。」

   

  • 「解約する場合の条件（解約金、教材費の残債など）を教えてください。」

   

 

• （可能であれば）ランナーとの関連性について
  
  
  
  • 提示された資料などに「ランナー」の名称があれば、「ランナーと同じサービスなのですか？」と確認してみる。

   

最も重要なのは、口頭での説明だけでなく、全ての費用項目と金額、支払い条件、解約条件などが明記された契約書（またはそれに準ずる書面）を必ず受け取り、内容を熟読・理解してから契約することです。

 

まとめ：わっふるの教材費と総費用は「要確認」

 

家庭教師のわっふるは、「勉強が大っ嫌いな子」に寄り添う指導方針や、手持ちの教材を活用できる（可能性が高い）柔軟性など、魅力的な側面を持っています。

しかし、本調査で明らかになった通り、教材費、入会金、管理費といった総費用に関わる重要な情報が公式サイト上で全く開示されていないという、大きな懸念点が存在します。

さらに、「家庭教師のランナー」との関連性から、開示されていない高額な「隠れたコスト」が存在する可能性も否定できません。

したがって、わっふるの利用を検討する場合は、

1. 無料体験などを活用し、教材費を含む全ての費用について、徹底的に質問・確認すること。


2. 必ず総費用を明記した書面（見積もり、契約書）を入手し、納得いくまで説明を求めること。

この2点を強く推奨します。

現状では、わっふるのサービスにかかる真の費用を把握する責任は、残念ながら利用を検討する消費者の側に重くかかっていると言わざるを得ません。
しっかりと情報を集め、納得の上でサービスを選びましょう。